常行研究室では、物性研究所の実験グループである 吉信研究室と共同でシリコンの(001)表面上にシクロヘキセン、
1,4-シクロヘキサジエン(6個の炭素が環状につながり、 1個あるいは2個の反応性に富むπ結合を持ちます) などが規則的に並んだ系について、
吉信研の走査トンネル顕微鏡 (STM)や種々の分光学的手法によるアプローチとわれわれの密度汎関数法をベースにした計算科学によるアプローチを組み合わせた研究を行なっています。[1] K. Akagi and S. Tsuneyuki, "Unsaturated cyclic-hydrocarbon molecules on a Si(001) surface - A first-principles approach -", Surf. Sci. 493, 131 (2001).